コラム

エアドッグ掃除の仕方は?分解洗浄のやり方と業者に頼むメリット・費用相場

はじめに

「最近、エアドッグのパチパチ音がうるさくなってきた」

「上から覗くと送風ファンが汚れていて気になる」

そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?エアドッグは強力な空気清浄機ですが、長期間使用するとフィルター内部に汚れが溜まり、異音やニオイの原因になります。

Airdog空気清浄機の分解洗浄で取り外したフィルター部品。水洗い可能なプレフィルターと集塵フィルターの汚れ状態を解説する画像
Airdog空気清浄機の送風ファンに溜まったホコリのアップ写真。清掃や分解洗浄前の状態を確認できる画像

当店にある日、こんな問い合わせがありました。

「エアドッグを2年間使っています。最近、フィルターの掃除をしても全く臭いが取れません。それどころか、夜中につけているとパチパチという音が気になって眠れないんです。改善するいい方法はありますか?」

実は、エアドッグを正しく掃除していないと、このような問題が発生することがよくあります。

エアドッグの掃除が必要な理由

エアドッグには集塵フィルターという帯電させて細かいホコリを付着させる機能が搭載されており、空気中の微粒子を強力にキャッチします。しかし、このフィルターにホコリや汚れ、またペットの毛などが蓄積すると、

  • 放電異常によるパチパチ音
  • 汚れや湿気による異臭
  • 清浄能力の低下

といった問題が多発します。特に、パチパチ音は放電異常のサインであり、「フィルターを掃除すれば直る」と思われがちですが、実は内部の送風ファンや基盤にまで汚れが蓄積している可能性があります。

この記事で解決できること

本記事では、

  • エアドッグの正しい掃除の仕方(どこまで自分で掃除できるのか)
  • 分解洗浄の手順(どこをどのように掃除すればよいのか)
  • 業者に依頼するべき理由と費用相場

について、徹底的に解説していきます。

もし、

  • エアドッグの掃除の仕方が分からない
  • 異臭やパチパチ音が気になっている
  • 自分で掃除するか、業者に頼むか迷っている

という方は、ぜひ最後までお読みください。記事をお読みいただいている皆様のエアドッグを新品同様に蘇らせる方法を詳しくご紹介いたします。

エアドッグ掃除の仕方|分解前に知っておくべき基礎知識

「エアドッグの掃除をしなきゃ」と思ったとき、まずどこから手をつければいいのか悩む方も多いでしょう。特に、エアドッグは一般的な空気清浄機とは異なり、集塵フィルターを使用した特有の構造になっています。そのため、適切な掃除方法を知っておかないと、逆に性能を低下させたり、故障の原因になることもあります。

エアドッグを掃除しないとどうなる?

エアドッグを放置すると、以下のような問題が発生しやすくなります。

  • パチパチ音が発生 → 集塵フィルターにホコリが溜まり、放電異常を引き起こす
  • 異臭がする → タバコやペットの臭い、カビが内部に溜まり、不快な臭いの原因に
  • 空気清浄能力の低下 → フィルターが目詰まりし、空気中の微粒子を捕集できなくなる

この中でも特に厄介なのが 「パチパチ音」 です。多くのユーザーが「何かがショートしているのでは?」と心配するこの音、実は集塵フィルターの汚れが原因であることがほとんどです。

スタッフの実体験談:放置されたエアドッグのケース

あるお客様からのご依頼で、2年以上掃除をしていなかったエアドッグを分解洗浄したことがあります。そのエアドッグは、外観こそ綺麗でしたが、内部の送風ファンにはホコリがこびりついており、集塵フィルターは黒ずんでいました。

黒ずんだ集塵フィルター

Airdog空気清浄機の集塵フィルターに蓄積した汚れの状態。分解洗浄やメンテナンスの必要性を示す画像

お客様いわく「最近は空気の清浄効果をあまり感じなくなっていた」とのこと。分解してみると、フィルターだけでなく、送風ファン内部にもカビが発生していた ため、通常の掃除ではどうにもならない状態でした。

Airdog空気清浄機の内部ファンを分解して取り外した状態。ホコリの蓄積による汚れ具合が確認できる画像

このように、エアドッグは定期的に掃除しないとフィルターだけでなく、内部まで汚れが蓄積してしまい、最悪の場合、カビの胞子を撒き散らす原因にもなります。

エアドッグの掃除頻度はどのくらい?

エアドッグの掃除頻度は、使用環境によって大きく異なります。

  • 家庭用(一般家庭) → 2ヶ月に1回
  • オフィス・飲食店 → 1ヶ月に1回
  • 喫煙環境・ペットがいる家庭 → 2週間に1回

ただし、これらの頻度はプレフィルターや集塵フィルターの簡易的な掃除を想定したものです。完全な分解清掃は年に1回以上を推奨しております。

エアドッグ掃除の仕方|自分でできる掃除と限界

エアドッグの掃除には、「自分でできる掃除」と「業者に頼まざるをえない掃除」があります。自分でできる範囲を知ることで、お金をかけずに適切なメンテナンスができるようになりますが、逆に「ここは自分でやらない方がいい」というポイントもあります。

まずは、エアドッグの基本的な掃除のやり方を解説していきます。

自分でできる掃除の範囲

エアドッグのユーザーが自身で行える掃除には、以下のような項目があります。

プレフィルターの掃除

エアドッグには、室内から本体に吸い上げられてくる大きなホコリをキャッチするプレフィルターが搭載されています。このプレフィルターには目に見えるホコリが付着しやすいため、定期的な掃除が必要となります。

  • 掃除機でホコリを吸い取る → 週に1回程度
  • 水洗いして乾燥させる → 1ヶ月に1回
Airdog空気清浄機のプレフィルターをブラシで洗浄している様子。汚れの落ち具合や手入れ方法がわかる作業中の画像

集塵フィルターの掃除

エアドッグの集塵フィルターは、空気中の微粒子(花粉・PM・ペットの粉塵など)を強力にキャッチする重要なパーツですが、ホコリの微粒子が蓄積すると清浄能力が一気に低下します。

  • 付属のブラシを使って洗浄する → 2週間に1回程度
  • 水洗い可能だが、完全に乾燥させる必要がある(最低24時間)
Airdog空気清浄機の集塵フィルターをブラシで丁寧に水洗いしている様子。フィルター洗浄の具体的な作業工程を示す画像

集塵フィルターは水洗いできますが、完全に乾燥させないとセンサーが濡れを検知し、最悪の場合、起動しないトラブルにつながります。そのため、洗浄後はしっかり自然乾燥させることが必須です。

可能なら以下のように天日干しがベスト!

Airdog空気清浄機の集塵フィルターと各パーツを分解洗浄後に乾燥させている様子。メンテナンス完了状態のイメージ画像

本体の外側の掃除

エアドッグの外装部分は、手軽に掃除できるため、こまめに拭き取ることをおすすめします。

  • 柔らかい布で乾拭きする → 1ヶ月に1回
  • 汚れが気になる場合は中性洗剤を含ませた布で拭く

※マイクロファイバータオルだと拭きムラが残りにくく汚れも取れやすい。さらにタオル繊維も出にくいためベスト!(100均のもので十分です)

Airdog空気清浄機の外装をマイクロファイバークロスで丁寧に拭き掃除している様子。分解洗浄後の仕上げ工程としての外装清掃を示す画像

自分でできる掃除の限界

エアドッグには、ご自身では手を出せない部分があります。以下に挙げた箇所を無理に掃除しようとすると、性能低下や、最悪の場合、故障につながるため注意が必要です。

送風ファンの掃除

エアドッグの内部には、各フィルターで浄化させたあとの空気を室内に送り出す強力な送風ファンが搭載されています。この部分にホコリが溜まると、空気の流れが悪くなることがあり、清浄能力が低下します。しかし、送風ファンはファンモーターと直結しており、とても精密なパーツのため、自分で分解すると故障のリスクが高まります。

・洗浄前の送風ファンとモーター

Airdog空気清浄機の内部ファンとモーターを分解した状態。ファンユニットと回転軸部分の構造がわかる画像

・洗浄後の送風ファンとモーター

Airdog空気清浄機のファンユニットとモーター部を分解・整備後に並べた状態。内部構造や回転軸の形状が確認できる画像

内部基板や電子部品の掃除

エアドッグの内部には電子基板やセンサーが搭載されており、これらの部分にホコリが蓄積されたり湿気が入り込むと正常に動作しなくなる恐れがあります。

分解洗浄を行う際には必ず清掃しておきたい部分です。

水洗いできない基板箇所はハケを使って丁寧に除塵をする↓↓

Airdog空気清浄機の内部基板を分解し、ハケを使って精密清掃をしている様子。電子回路のホコリ除去やトラブル防止のメンテナンス工程を示す画像

専用のパーツ洗浄剤なども使い、基板に付着したタバコのヤニ汚れなども除去する↓↓

Airdog空気清浄機の電子基板にスプレークリーナーを使って清掃している様子。基板のトラブル予防や分解修理時のメンテナンス工程を示す画像

分解の難しさとリスク

エアドッグはエアコンや扇風機などと同じ家電だから、分解もたやすくできるとお考えの方も多いようですが、決して容易ではありません。なぜなら、

  • 隠しツメが幾か所にもあり、無理に外そうとするとパネルが破損する
  • 種類別のネジが合計60本以上あるため、元に戻せなくなるリスクが高い
  • 家庭用エアコンの6倍以上のネジ数で、そもそも組み立て難易度が高い

このあたりは実際の分解の様子をみていただくと容易にご理解いただけるかと思います。

隠しツメを外したあと、モーターとファンを取り外す↓↓

Airdog空気清浄機のシロッコファンを本体から取り外している分解作業中の様子。ファン内部の清掃や故障点検を行う工程を示す画像

隠しツメを外したあと、アウターパネルを取り外す↓↓

Airdog空気清浄機の外装カバーを取り外し、内部構造を確認している分解作業中の様子。徹底清掃や修理に向けた工程を示す画像

1台のエアドッグに埋め込まれているネジ↓↓

Airdog空気清浄機の分解作業で取り外したネジやワッシャーを整理ケースに分類して保管している様子。組み立てミス防止のための丁寧な作業工程を示す画像

実際、エアドッグの売れ行きの伸びに比例して弊社にも「分解してみたが、組み立てられなくなった」というお悩み相談が数多く寄せられてきています。このように、エアドッグの分解洗浄は専門的な技術が必要であり、自己流での挑戦はリスクが伴います。

スタッフの実体験談:自分で掃除しても改善しなかったケース

あるお客様から、「エアドッグを使い続けているうちにニオイが気になるようになり、自分で掃除しても改善しなかった」というご相談がありました。プレフィルターと集塵フィルターは定期的に掃除されていたのですが、それでも異臭が消えず、内部からパチパチ音が聞こえる状態になっていました。

ご自身ではどうしようもなくなったため弊社に完全分解クリーニングの依頼があり、実際に分解してみると、内部の送風ファンにはホコリが固着し、基板周辺には大量のカビが繁殖していました。さらに、電子基板の周囲にもホコリが溜まり、これが先々、誤作動を引き起こす要因となっていたかもしれません。

このように、自分で掃除できる部分には限界があり、定期的なプロのメンテナンスが必要になるケースも少なくありません。

まとめ:掃除の仕方を理解し、適切なメンテナンスを

この章で解説してきたように、エアドッグの掃除には、自分でできる範囲と業者に依頼すべき範囲があります。

  • プレフィルターや集塵フィルターの掃除は自分で可能(ただし、完全乾燥が必須)
  • 送風ファンや内部基盤の掃除は専門業者に依頼が必要
  • 分解の難易度が高く、自己分解はリスクが大きい

ぜひ、これらのことを参考にしていただき、どの程度までならご自身で分解洗浄できそうかをご判断されてみてはいかがでしょうか。

次の章では、「分解掃除のやり方|業者に頼むべきケースと手順」 を詳しく解説していきます。

分解掃除のやり方|業者に頼むべきケースと手順

エアドッグの掃除を自分で行うことには限界があります。特に内部の汚れが蓄積すると、自力での清掃では完全に除去できず、異臭やパチパチ音の改善どころか、さらにひどくなるケースも見受けられます。この章では、業者による分解洗浄の手順と、どのようなケースでプロに頼むべきかを詳しく解説します。

業者に頼むべきケース

以下のような症状が出ている場合は、エアドッグを分解洗浄する必要があります。

  • 本体内部からパチパチ音がする
  • 風と共にカビ臭やタバコ臭が漂う
  • フィルターを掃除しても異臭が取れない
  • 長期間掃除をしておらず、内部が汚れている可能性がある

エアドッグ内部の汚れは外からは見えにくく、異臭やパチパチ音が出てから気づくケースがほとんどです。実際に分解してみると、送風ファンや内部基板にホコリやカビが付着していることが多く、これらは通常の掃除では取り除けません。

業者による分解洗浄の手順

専門業者が行う分解洗浄は、エアドッグを細部まで分解し、専門的な洗浄を行います。

1、動作確認と細菌数の計測 洗浄前にエアドッグが正常に稼働するかを確認し、そのうえで表面や吸気部周辺の細菌数を計測します。当店では「ルミテスター」という専用機材を使用しており、ATP(アデノシン三リン酸)という有機物の量を検出することで、汚れや細菌の有無を数値化・可視化しています。

●洗浄前のエアドッグ内部の汚染数値 

ATP検査キットでAirdog空気清浄機の内部汚染度を測定した結果、基準値の約15倍となる4472の数値を記録。清掃前の汚れの可視化を示す画像

このルミテスターは、もともと病院の手術室や診察台、食品工場の製造ライン、介護施設や保育園など、高い衛生管理が求められる現場で使用されている信頼性の高い機器です。洗浄前後で数値の変化を比較することで、見た目だけではわからない汚れの状態を“見える化”でき、清掃の効果をより明確にお伝えすることが可能になります。

2、フィルターの取り外しと洗浄 プレフィルターと集塵フィルターを取り外し、専用の洗浄液に1時間ほど浸け置きします。集塵フィルターは水洗い可能ですが、つけ置きすることでブラシ清掃では届かない内部の汚れを浮かせとることが可能になります。洗浄後の半乾きの状態ではセンサーが誤作動を起こし、起動しなくなるリスクがあるため、完全に乾燥させます。

Airdog空気清浄機の集塵フィルターを洗剤入りの水に浸け置きし、こびりついた汚れを浮かせて洗浄している様子。浸け置き洗いによる分解洗浄工程を示す画像

また、つけ置きとブラシ洗浄だけでは取りきれない汚れがフィルター内部に存在します。

そこで当店では、仕上げに高圧洗浄機を使用し、水圧で汚れを徹底的に除去していきます。洗い方のパターンを変え、汚れ・臭いを限りなく無くすための工夫を凝らしています。

Airdog空気清浄機の集塵フィルターを高圧洗浄機で丁寧に洗い流している様子。浸け置き後の仕上げ洗浄工程を示す画像

3、本体の分解と内部洗浄 エアドッグの内部は隠しツメ構造になっており、通常のネジ外しだけでは完全に分解できません。当店では、60本以上の異なる種類のネジを適切に管理しながら分解します。送風ファン、電子基板、センサー部分まで細かく分解し、可能な限り各パーツを丸洗いできる準備を整えます。

Airdog空気清浄機の内部基板を電動ドライバーで取り外している分解作業中の様子。ファンや外装を取り外した後の深部メンテナンス工程を示す画像

Airdog空気清浄機を完全に分解し、全パーツを並べて内部構造を可視化した状態。フィルター・基板・ファンなどの部品が一覧で確認できる画像

4、オゾン燻蒸で除菌・脱臭 洗浄後も完全にニオイを除去できないケースがあります。たばこの臭い、ペットの臭い、などが多く該当します。その場合、高濃度オゾン脱臭機を使用して内部のニオイの元に直接アプローチします。ペット臭やタバコ臭が気になる方、アレルギー体質で敏感な方に特におすすめの工程です。

Airdog空気清浄機の分解洗浄後にオゾン脱臭機を使用して除菌・脱臭処理を行っている様子。清掃後の仕上げ工程として衛生レベルを高める作業を示す画像

5、乾燥と組み立て 洗浄後の各パーツは、24時間以上自然乾燥させます。しっかり乾燥させた後、再び組み立てて動作確認を行います。組み立ての際にネジが1本でも違うと、正常に動作しないことや、動作時にカタカタ音が出ることがあるため、とくに慎重になる場面です。

Airdog空気清浄機の分解洗浄後、外装カバーを電動ドライバーで取り付けている再組み立て作業中の様子。丁寧な仕上げ工程を示す画像

6、最終動作確認と細菌数の再計測 各パーツの清掃後、ルミテスターを使用して再度細菌数を測定します。これにより、洗浄前後の数値変化を確認し、実際にどれだけ清潔になったのかを数値で示すことができます。

●洗浄後のエアドッグ内部の汚染数値

Airdogの洗浄後、安全基準を満たした衛生状態の証拠

まとめ:業者に依頼するメリット

エアドッグの分解洗浄は、自分でできる範囲を超えているため、業者に依頼するのが最も確実で安全な方法です。

  • 分解が困難で、無理に外すとパーツ破損のリスクがある
  • 内部の汚れは表面からは見えないため、異臭やパチパチ音の原因になりやすい
  • 業者なら細菌数の計測もでき、洗浄効果を数値で確認できる
  • オゾン燻蒸による除菌・脱臭が可能

次の章では、エアドッグの分解掃除を自分で行う場合のリスクや、業者に依頼するべき理由について詳しく解説していきます。

業者に依頼するべき理由とは?分解の難易度と故障リスク

エアドッグの掃除を自分で試みる方もいますが、実際には多くの方が途中で断念したり、逆に故障させてしまうケースがあります。

この章では、分解の難易度や隠れたリスクについて、実際の事例を交えながら解説します。業者に依頼するか、自分で挑戦するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

エアドッグ分解の難易度|60本以上のネジと隠しツメ構造

エアドッグは一般的な家電とは異なり、複雑な構造をしています。特に分解に関しては、ネジの数が60本以上もあり、そのうえで隠しツメという特殊な構造をしています。

これらは単にネジを外しただけでは外れないよう設計されており、無理に開けようとすると、

  • ツメが折れてパネルが破損
  • 内部の配線が断線
  • 基板やセンサーの損傷

といったトラブルにつながる可能性があります。

ツメ破損の実例|お客様からの依頼事例

実際に当店へ寄せられたご依頼の中には、

自分で分解しようとしたら、ツメが折れてしまい元に戻せなくなった

というケースが少なくありません。特に、無理にパネルをこじ開けようとすると、目に見えない位置にある隠しツメが簡単に折れてしまいます。

下記は実際のご依頼例です。

機種:エアドッグ X3s

状況:パチパチ音が鳴り始めたため、分解清掃を試みた

問題:ツメを無理に外そうとして破損

対応:分解清掃、部品修理

Airdog空気清浄機のパーツ固定用ツメが破損している状態。使用中に折れてしまったトラブル事例を紹介する画像

お客様からは「自分でやらずに最初から業者に頼めばよかった」という声をいただいています。

折れたツメの修復

Airdog空気清浄機の折れたツメを紫外線硬化樹脂で修復中。UVライトで接着剤を硬化させて補修している様子を示す画像

分解後の組み立てミスによる故障リスク

仮に分解に成功したとしても、元に戻す際のミスが故障につながることがあります。

  • ネジの位置が分からなくなる → 種類が多く、適切な位置に戻せない
  • 配線を誤って接続する → 配線の位置を間違えると基盤損傷の恐れ
  • パーツのはめ込み不良 → パーツ同士がしっかり固定されていないと異音や振動の原因に

当店でも分解はできたが、元に戻せなくなったという組み立て依頼は少なくありません。

業者に依頼するメリット|専門知識と確かな技術

エアドッグの分解洗浄を業者に依頼することで、以下のメリットがあります。

  • 精密機器への知識を持った経験豊富なスタッフが対応
  • ネジやツメを破損させずに安全に分解・組み立て
  • 専用の洗浄液でブラシでは届かない内部まで徹底的にクリーニング
  • オゾン燻蒸やルミテスターでの細菌数測定により清潔度を数値化

まとめ:無理に自分で分解する前にまずは専門業者に相談を

エアドッグは構造が複雑なため、自己流の分解はリスクが伴います。

  • 隠しツメが折れるリスク
  • 60本以上のネジによる組み立ての難しさ
  • 組み立てミスによる故障

これらを避けるためにも、専門知識を持った業者への依頼が最適です。特に、異音やニオイが気になる方は早めの対応が重要です。

次の章では、「エアドッグ掃除の費用相場|業者に頼むといくらかかる?」 について詳しく解説します。

エアドッグ掃除の費用相場|業者に頼むといくらかかる?

エアドッグの分解洗浄を検討する際、多くの方が気になるのは「いったいどれくらいの費用がかかるのか?」という点です。

この章では、当店による分解洗浄の費用相場、料金に含まれる内容、また競合との違いについても踏まえながら詳しくご紹介します。業者選びで迷っている方や、価格の目安を知りたい方はぜひ参考にしてください。

一般的な相場と当店の料金目安

エアドッグの分解洗浄は、単なる外観の掃除ではなく、内部の精密部品まで完全に分解し、徹底的に洗浄・除菌・乾燥・組み立て・動作確認まで行う専門作業です。

そのため、家電の「クリーニング」というよりも「メンテナンス+修復に近い」内容になります。

現在、エアドッグの分解洗浄を本格的に取り扱っている業者はまだ限られており、当店を含め日本全国探しても数えるほどです。作業内容の大枠は似ていますが、当店では洗浄の前後で細菌数を数値化する「ルミテスター」を導入しており、この点が大きな差別化ポイントとなっています。※当店が全国で初導入(令和7年4月1日時点)

▼ 当店の料金目安(※モデルや汚れ具合により変動あり)

・基本洗浄料金(税込価格

X3・X5シリーズ 23,100円

X1D・moi    17,600円

X8シリーズ   39,600円

・オプション(税込価格

オゾン燻蒸    3,300円

防カビコーティング 3,300円

ペット糞尿清掃  12,100円

料金に含まれる作業内容と「価格の理由」

当店では以下のような作業が基本内容として含まれています:

  • 事前の動作チェックと細菌数の数値化(ルミテスター使用)
  • 完全分解
  • 除菌洗剤による全パーツの丸洗い
  • 内部基板・センサーまわりの洗浄
  • ブロワーによる強制乾燥+24時間自然乾燥
  • 再組立て・30分以上の試運転
  • 再度の細菌数測定と報告

他社と作業内容が似ている場合でも、「どこまで見える化し、効果を保証できるか」に違いがあります。

料金が高くなるパターンとは?

以下のような場合には、料金が上がることがあります:

  • ペットの糞尿処理が伴い、あきらかに通常洗浄の範囲を超えている
  • 一部破損しているパーツ、故障している箇所の修理が必要
  • 分解後に故障が見つかった場合

ただし、当店ではこうした追加費用が必要な場合は必ず事前にご連絡・ご相談のうえで作業を進行させていただいております。

料金がやや高めの場合でも選ばれている理由

稀にですが、「他社と比べて少し高いですね」と言われることもあります。

確かに、金額だけで比較すれば当店の方が若干高いケースもあるようです。

しかし、当店が選ばれている理由は以下のように明確です:

  • ルミテスターを使用し、洗浄前後の細菌数を数値でお客様に提示できる
  • 再発防止のためのオゾン燻蒸、防カビ処理にも対応
  • 全国対応・スピード対応・分解写真の報告などアフターケアの丁寧さ

つまり、「何をしてもらったか」が曖昧なままではなく、効果が“見える化”されている安心感があるからだと感じております。

まとめ:価格だけで選ばず「可視化された効果」と「信頼」で慎重な判断を

エアドッグの分解洗浄は、料金そのものよりも、どこまで本格的にメンテナンスされるか、そしてその効果をどう証明するかで選ぶべきです。

  • 品質重視で選んだ結果、快適に使えている
  • 少し高くても、効果を数値で確認できて安心だった

このような声を多数いただいているからこそ、当店は「ルミテスターによる数値化」を導入しています。

次の章では、分解洗浄ビフォーアフター実例|写真と数値で見る改善効果をご紹介します。

分解洗浄ビフォーアフター実例|写真と数値で見る改善効果

ここでは、実際に当店が分解洗浄を行ったエアドッグの事例をもとに、「見た目の変化」と「数値での変化」の両面から、どれほどの効果があるのかをご紹介します。

文章だけでは伝わりづらい空気の清浄度や、ニオイの原因となる汚れ・細菌の残留。こうした“目に見えない問題”を、当店では写真と数値で見える化しています。

事例1:本体内部のホコリ・汚れが蓄積し異臭とパチパチ音が発生

お客様の声:

「最近、風と一緒に変なニオイがするのと、夜になると“パチパチ”という音がして気になって眠れない」

ご依頼を受けて分解してみたところ、集塵フィルターはもちろん、送風ファンや内部のパネル裏にまでホコリがぎっしり詰まっていました。とくにアウターパネル周辺はホコリや髪の毛を巻き込んでおり、ニオイや異音の原因となっていたのは明らかでした。

Airdog空気清浄機の内部に溜まったホコリや髪の毛。通気口周辺の汚れが蓄積し、清掃が必要な状態を示すビフォー画像

エアドッグ内部パネルの洗浄前と洗浄後の比較写真。左側はホコリと汚れが付着した状態、右側は洗浄後の清潔な状態を示している。

・ルミテスターで汚染度チェックを実施

ルミテスターによるエアドッグ部品の洗浄前後の数値比較。洗浄前は8373RLUで高汚染レベル、洗浄後は377RLUで清潔基準をクリアしている。

数値的にも、目視での改善とともに、空気の衛生状態が大きく改善されたことが確認できました。

事例2:ペット臭が染みついたエアドッグX5sのケース

お客様の声:

「ペットのニオイがなかなか取れず、集塵フィルターを洗っても改善しない」

このケースでは、外からの清掃ではどうにもならず、完全分解して内部の各ユニットに蓄積した臭気の元を除去する必要がありました。

洗浄に加えて、オゾン脱臭処理をオプションで実施。分解洗浄+オゾン燻蒸の組み合わせで、清掃後にはニオイがほぼゼロにまで改善しました。

また、基板周辺にはホコリやペットの毛がびっしりと付着していたため、この部分についても特に慎重にブラッシングと洗浄を行いました。電子基板付近の汚れは放置すると誤作動やトラブルにつながるリスクがあるため、通常以上に念入りなクリーニングを実施しています。

エアドッグ内部の基板に大量のホコリが蓄積し、センサー不良や動作停止の原因となっている様子。

エアドッグのセンサーボードをパーツクリーナーで丁寧に洗浄している様子。基板の汚れやホコリを除去中。

・ルミテスターで汚染度チェックを実施

Airdogのルミテスター測定による洗浄前後の数値比較。洗浄前は3930RLUの高汚染レベル、洗浄後は196RLUで安全基準をクリア。

見た目・ニオイ・数値の全てで効果を実感できたケースでした。

まとめ:確かな改善を実感できる“根本クリーニング”

  • 汚れたままのフィルターやファンでは、異音やニオイの原因となる
  • 市販のブラシや簡易清掃では取り切れない汚れが内部に蓄積している
  • 当店の分解洗浄では、見た目も数値も新品のような状態へ回復

写真と数値で「ここまで変わるんだ」と実感していただけることで「掃除してよかった」「もっと早く頼めばよかった」とお喜びいただけております。

次の章ではエアドッグ掃除に関するよくある質問(FAQ)をご紹介します。

エアドッグ掃除に関するよくある質問(FAQ)

ここでは、エアドッグの掃除・分解洗浄に関してよくいただく質問にお答えします。
初めて依頼される方や、自分で掃除するか迷っている方は、ぜひこのQ&Aをご参考ください。

Q1. フィルターは自分で洗っても大丈夫ですか?

A. はい、集塵フィルターは水洗い可能です。ただし、完全に自然乾燥(24時間以上)させることが必須です。
濡れたまま本体に戻すと、センサーが反応してエラーが出たり、最悪起動しないケースもあります。

Q2. どこまで分解できますか?

A. 外装とフィルター程度であれば、お客様ご自身でも取り外しは可能です。
ただし、本体の内部構造には隠しツメが多く、多数のネジが使われているため、完全分解は非常に難易度が高いです。
無理に開けようとすると、ツメが折れたり、配線を損傷するリスクもあるため、分解洗浄は専門業者に依頼されることをおすすめしています。

Q3. 異音(パチパチ音)が気になるのですが、原因は?

A. パチパチという音の多くは、内部に蓄積したホコリや汚れが静電気により放電している現象です。
特に集塵フィルターや送風ファンに汚れが溜まると発生しやすくなります。
この場合、完全分解による内部清掃でほとんどのケースが改善されます。

Q4. どのくらいの頻度で洗浄すればいいですか?

A. 使用環境にもよりますが、

  • ペットや喫煙者がいるご家庭:半年〜1年に1回
  • 通常環境での使用:1年〜1年半に1回

が目安です。

※ニオイや音が気になる場合は、早めのご依頼をおすすめします。

Q5. 洗浄にはどれくらいの期間がかかりますか?

A. 基本的には、到着から3〜5営業日で返送しております。
汚れがひどい場合やオプション施工(オゾン燻蒸、防カビ加工)がある場合は1週間ほどかかることもあります。

Q6. 全国どこからでも依頼できますか?

A. はい、全国対応しております。宅配便にて当店へエアドッグをお送りいただければ、
分解洗浄完了後に丁寧に梱包して返送いたします。

※配送中の破損を防ぐため、できるだけ購入時の箱や緩衝材を使用していただくと安心です。

Q7. 洗浄後に効果があるか確認できますか?

A. はい。当店では、ルミテスターという機材を使い、洗浄前後の細菌数を測定しています。
数値でビフォーアフターをお伝えできるため、目に見えない洗浄効果もしっかり実感していただけます。

Airdogのファン部分の汚れをATP検査で数値測定している様子

次の章では「まとめ|エアドッグの清掃を業者に任せるべき本当の理由」をお届けします。

まとめ|エアドッグの清掃を業者に任せるべき本当の理由

エアドッグは高性能で繊細な精密機器です。専用のブラシで掃除できる箇所もありますが、実際には内部に入り込んだホコリやカビ、ペットの毛などが、異音やニオイ、最悪の場合は故障の原因となることが多々あります。

当店にご依頼いただくお客様の多くは、

  • 自分で掃除したけれど改善しなかった
  • 分解中にパーツを壊してしまった
  • 他社よりも清掃の可視化や精度の高さを求めていた

といった方々です。

私たちは、分解の精度と徹底した洗浄技術に加え、

  • ルミテスターによる数値的な清浄確認
  • オゾン燻蒸や防カビ処理といった付加価値サービス
  • 全国からのご依頼に対応できる柔軟性と迅速な対応力

を強みとしています。

「音が気になる」「なんとなく臭う」「ちゃんと効いているのか不安」

そう感じたときが、プロの手を借りるタイミングです。

高価な空気清浄機を長く快適に使うためにも、定期的なメンテナンスは“コスト”ではなく“資産を守る手段”として、ぜひ一度ご相談ください。

ご相談・ご依頼はLINE・電話からお気軽にどうぞ。

修理、分解クリーニング依頼・お問い合わせ

Airdog修理・完全分解クリーニング専門店 クリーンキーパーズ

【本店】〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾2丁目19-26

【東京支店】〒143-0022 東京都大田区東馬込2-19-9 2F

公式LINEでのお問い合わせ(https://lin.ee/jWONlqw

電話番号:0120-505-982(受付8:00~20:00 年中無休)

ホームページURL:(https://c-keeper-s.com/lp/airdog/

ご相談・お見積もりは無料です。まずはお気軽にお問い合わせください!

-コラム