
送風が弱い・風が出ないのは故障とは限らない
Airdogを使っていて、運転しているはずなのに風が弱い。
吹き出し口に手を当てても、ほとんど風を感じない。
この状態になると、多くの方が「壊れたのではないか」「修理が必要なのでは」と不安になります。
ただ実際には、Airdogの「風が出ない・送風が弱い」という症状は、必ずしも故障を意味するわけではありません。
起動条件や安全制御の影響で、意図的に風量が抑えられているケースや、内部の状態によって“体感として弱くなる”ケースも少なくないからです。
一方で、放置すると症状が悪化したり、誤った対処によって状態を複雑にしてしまうケースがあるのも事実です。
特に、ネット上の情報を参考にして自己流で内部へ手を入れてしまい、かえって点検や修理が難しくなる例も見てきました。
この記事では、
- Airdogで風が出ない・送風が弱いときに考えられる原因
- 症状ごとの切り分け方
- 自分で判断できる範囲と、専門対応が必要なライン
を整理して解説します。
安易に「壊れた」と決めつける前に、まずは今の状態を正しく把握すること。
それが結果的に、もっとも安全で無駄のない対処につながります。
第1章|Airdogで「風が出ない・送風が弱い」ときの代表的な症状分類
Airdogの「風が出ない・送風が弱い」という症状は、一見すると同じように見えますが、実際の問い合わせ内容を見ていくと、いくつか異なる状態が混在していることが分かります。
この切り分けを曖昧にしたまま原因を探そうとすると、不要な不安を感じたり、誤った対処につながることがあります。
まずは「弱い」「出ない」という言葉の中に、どのような状態が含まれているのかを整理することが重要です。
電源が入らず完全に無反応な状態(風以前に“起動していない”)
電源ボタンを押しても、音が鳴らない。表示が点かない。ランプも反応しない。
このような場合、送風の問題というより、起動処理そのものに入れていない状態である可能性があります。
・電源ボタンを押しても「ピッ」音が鳴らない
・表示やランプがまったく反応しない
「送風が弱い」ではなく「本体が反応していない」状態
この症状は「送風が弱い」というより、
- 本体が反応していない
- 起動のスタート地点に立てていない
状態と考えたほうが近く、他の症状とは原因の考え方が異なります。
表示やランプは反応するが、風がほとんど出ない状態
次に多いのが、表示やランプは点灯しているものの、風が出ない、あるいは極端に弱い状態です。
操作を受け付けているように見えるため、「中途半端に壊れているのでは」と感じやすい症状でもあります。
・表示やランプは点くが、吹き出し口で風を感じにくい
・風量を上げても体感がほとんど変わらない
安全制御・起動条件・内部状態が絡むことが多い
このタイプでは、
- 安全制御
- 起動条件
- 内部状態
といった要因が関係しているケースが多く、必ずしも故障とは限りません。
一瞬だけ風が出て、すぐ弱くなる・止まる状態

電源を入れた直後は一度風が出るのに、すぐ弱くなる。あるいは止まってしまう。
この症状は「一度動いたから大丈夫」と判断されがちですが、起動途中のチェック工程で制御が変わっている状態と考えられます。
・起動直後だけ風を感じるが、すぐ弱くなる
・再起動しても同じ挙動を繰り返す
「一時的に動く」は安心材料にならないことがある
使用環境や内部の状態によって影響を受けやすく、
- 再起動を繰り返しても改善しない
- 一時的に回復しても再発する
といった特徴が出やすい症状です。
異音や違和感のあとに送風が弱くなる・風量を感じない状態
異音がした直後に送風が弱くなったり、表示や数値は出ているのに風量をほとんど感じないケースもあります。
この場合、本体が何らかの異常を検知し、安全側に制御を寄せている可能性があります。
・異音が絡む場合は、送風だけで判断せず「変化の前後」を優先して整理する
※もし「パチパチ」「ジージー」といった異音が前後に出ている場合、送風だけで判断せず“放電・汚れ・接触”の線も一緒に見たほうが早いです。症状の見分け方は、こちらで詳しくまとめています。
→【エアドッグ(Airdog)のパチパチ音・ジージー音は故障?火花のような異音の原因と修理・清掃方法を徹底解説】
見た目では「動いているように見える」ため気づきにくい
見た目では動作しているように見えるため、異常として気づきにくく、対応が遅れやすいのが特徴です。
症状を一括りにしないことが重要(切り分けが土台になる)
ここまで見てきたように、「風が出ない・弱い」という表現の中には、
- 無反応
- 部分的な反応
- 一時的な動作
- 制御による風量低下
といった複数の状態が含まれています。
・電源を押したときに音は鳴るか
・表示やランプは点灯しているか
・風は一瞬でも出るか、途中で変化するか
・異音や違和感はないか
まずはこのような点を整理し、自分のAirdogがどの状態に当てはまるのかを把握すること。
それが、次の章で原因を考えるための土台になります。
第2章|風が出ない・送風が弱いときにまず確認すべき基本チェック
Airdogの送風が弱い、あるいは風をほとんど感じない場合、
いきなり「修理」や「分解洗浄」を考える前に、
まず確認しておきたい基本的なチェック項目があります。
実際の問い合わせでも、
「故障だと思っていたが、確認だけで解決した」
というケースは決して少なくありません。
Airdogは構造上、
条件が揃っていない状態では、
意図的に送風を抑えたり、停止させたりする設計になっています。
そのため、
まずは外から確認できる範囲で、
現在の状態を整理していくことが重要です。
運転モード・風量設定の確認
最初に確認したいのが、
運転モードや風量設定です。
「風が弱い」と感じていても、
実際には設定上の影響で、
送風が抑えられているだけというケースがあります。
・現在の運転モードは何になっているか
・風量設定が最小になっていないか
・自動運転時に環境変化がない状態が続いていないか
自動制御では送風が弱く感じることがある
Airdogは、
周囲の環境変化が少ない場合、
自動的に送風を抑える動作を行います。
そのため、
- 「動いていないように感じる」
- 「効いていないのでは」と不安になる
といった印象を受けやすくなります。
まずは一度、
風量を手動で上げたときに、
体感が変わるかどうかを確認してみてください。
設置環境による影響の確認
次に確認したいのが、
Airdogの設置環境です。
設置場所によっては、
実際には風が出ていても、
体感しにくくなっていることがあります。
・本体の吸気口や吹き出し口が塞がれていないか
・壁や家具、カーテンに近すぎないか
・床や台が不安定になっていないか
風は出ていても「流れ」が作れないことがある
Airdogは、
吸気と排気の流れが確保されてはじめて、
送風効果を発揮します。
周囲が近すぎたり、
空気の逃げ場がない状態では、
風がこもり、
「出ていない」「弱い」と感じやすくなります。
フィルターの装着状態・ズレの確認

フィルターまわりの状態も、
送風に大きく影響します。
見た目では正しく装着されているように見えても、
わずかなズレや浮きによって、
送風が抑えられることがあります。
・フィルターが奥まで正しく入っているか
・歪みや引っかかりがないか
・掃除後に違和感が出ていないか
見た目と内部判断は一致しないことがある
Airdogは、
人の目で見た状態ではなく、
内部の検知結果をもとに動作を判断します。
そのため、
- 「ちゃんと戻したつもり」
- 「見た目は問題なさそう」
という状態でも、
内部では条件未成立と判断されているケースがあります。
カバー・フタの装着状態と安全制御
送風が弱い、あるいは出ない場合、
カバーやフタの装着状態も重要な確認ポイントです。
・カバーが正しい位置で閉まっているか
・わずかな浮きやズレがないか
安全装置が働くと送風が抑えられる
Airdogには、
安全性を確保するための制御が組み込まれており、
装着状態に問題があると、
送風を抑えたり、停止させたりします。
見た目では分かりにくいため、
掃除後や移動後に症状が出た場合は、
このポイントを優先して確認する必要があります。
この段階でやってはいけないこと
- 力任せにカバーやフィルターを押し込む
- 何度も電源を入れ直す
- 内部を確認しようとして分解する
これらの行為は、
条件未成立だった状態を、
別の不具合へ変えてしまう原因になります。
基本チェックで改善しない場合の考え方
ここまでの確認を行っても、
送風が弱い・風を感じない状態が改善しない場合、
次の段階として考えるべきなのが、
内部状態の影響です。
ここから先は「内部要因」の可能性が高くなる
この時点では、
設定や設置、装着状態といった
外部要因の可能性は低くなります。
次の章では、
内部の汚れや付着物、帯電状態の乱れが
送風にどのような影響を与えるのかを、
現場視点で整理していきます。
第3章|風が出ない・送風が弱い主な原因①|内部汚れ・付着物による影響

第2章で確認した基本チェック項目に問題が見当たらない場合、
次に考えるべきなのが、内部に蓄積した汚れや付着物の影響です。
この原因は外から見えにくく、
「掃除はしているのに調子が悪い」
「突然、風が弱くなったように感じる」
といった形で表れやすいのが特徴です。
実際の現場でも、
故障だと思われていた症状の多くが、
内部環境の変化によるものだった、というケースを数多く確認しています。
内部の汚れは“見えないまま”進行する
Airdogの内部には、
日常使用の中で少しずつ付着物が溜まっていきます。
目に見えるホコリだけでなく、
使用環境によっては、次のようなものも影響します。
- 微細なホコリや粉塵
- 調理環境による油分を含んだ汚れ
- 生活環境由来のヤニや付着物
急に症状が出たように感じる理由
これらの付着物は、
短期間で一気に溜まるものではありません。
長期間かけて内部環境が変化し、
あるタイミングで制御に影響が出るため、
「昨日まで普通だったのに、急に弱くなった」
と感じやすくなります。
フィルター掃除だけでは改善しないケースが多い
送風が弱くなったとき、
まずフィルター清掃を行う方は多いと思います。
しかし、
フィルターを掃除しても改善しないケースは少なくありません。
・フィルター清掃後も送風の体感が変わらない
・以前より風量が戻らない状態が続いている
原因がフィルターより奥にある場合
この場合、
問題の原因が
- フィルターより奥
- 外から触れない内部領域
にある可能性が高くなります。
表面的な清掃だけでは、
内部環境そのものは変わらず、
結果として送風制御が解除されない状態が続きます。
※フィルター掃除をしても風量が戻らない場合、原因が「フィルターのさらに奥」に残っていることがあります。分解洗浄の考え方や、どこまでがセルフ掃除の範囲かは、こちらで整理しています。
→【エアドッグ掃除の仕方は?分解洗浄のやり方と業者に頼むメリット・費用相場】
内部汚れが影響しやすい使用環境
内部汚れによる影響は、
使用環境によって差が出やすい傾向があります。
・キッチンや調理スペースの近くで使用している
・喫煙環境がある
・ペットのいる室内で使用している
・長期間、内部洗浄を行っていない
見た目がきれいでも内部は別問題
外観やフィルターがきれいでも、
内部では影響が進んでいることがあります。
「掃除しているから大丈夫」と思っていても、
内部環境は別物として考える必要があります。
一時的に改善しても安心できないケース
内部汚れや付着物の影響がある場合、
- 電源を入れ直したら一度は風が出た
- しばらく使えたあと、再び弱くなった
といった挙動を見せることがあります。
【よくある誤解】
- 一度動いたから直ったと思う
- 数日使えたので問題ないと判断する
原因が残っていれば再発しやすい
内部に原因が残っている場合、
制御が安定せず、
再発や症状の固定化につながることがあります。
自己流の清掃が逆効果になる理由
内部汚れが疑われる場合でも、
自己流での清掃には注意が必要です。
・エアダスターで内部に風を送る
・分解を前提に清掃する
・奥まで無理に触ろうとする
別の不具合を引き起こすリスクがある
これらの行為は、
汚れをさらに内部へ押し込んだり、
別の不具合を引き起こす原因になります。
内部汚れや付着物の影響は、
「掃除すれば必ず解決する」問題ではありません。
次の章では、
内部汚れとも重なりやすい、電源・制御系の要因について、
切り分けの考え方を整理していきます。
第4章|風が出ない・送風が弱い主な原因②|電源・基板・制御系の不具合
第2章・第3章で挙げた内容に当てはまらない場合、
次に考えるべきなのが、電源・基板・制御系に関わる不具合です。
この段階の症状は、
外から見た状態と内部の状況が一致しにくく、
ユーザー側での判断が難しくなります。
実際の現場でも、
「電源は入っているように見えるのに風が出ない」
「操作音はするが動作しない」
といった相談が多く寄せられます。
電源が入っても制御が止まることがある
Airdogは、
通電していれば必ずファンが回る構造ではありません。
電源ボタンを押したあと、
内部では複数の制御工程が進みますが、
途中で異常と判断されると、
安全側に制御が働き、送風が止められます。
「動いているように見える」状態が起きる理由
この場合、
- 表示やランプは点灯する
- 操作音も鳴る
といった反応が見られるため、
一見すると動作しているように見えます。
しかし実際には、
起動処理の途中で止まっている状態です。
制御系トラブルでよく見られる挙動
制御系の影響が疑われる場合、
次のような挙動が見られることがあります。
・電源を入れると「ピッ」という音だけが鳴る
・表示は出るが、風が出ない
・一瞬だけ反応して、その後何も起きない
・動作が始まらないまま待機状態が続く
完全な電源故障とは異なる
これらは、
完全に電源が入らない状態とは異なり、
起動途中で制御が止まっているサインと考えられます。
※「電源は入るのに動かない」「一瞬だけ反応して止まる」など、制御系が絡む症状は切り分けが難しくなります。修理の判断基準や費用感まで全体像を先に押さえたい方は、こちらにまとめています。
→【エアドッグ修理のすべて|費用・原因・対処法から事例まで徹底解説】
ユーザー判断が難しくなるライン
次のような状態が続く場合、
ユーザー側での確認や調整だけで
改善する可能性は低くなります。
・毎回同じ挙動を繰り返す
・時間を置いても症状が変わらない
・一時的に回復しても再発する
・第2章・第3章の確認を行っても改善しない
内部点検・修理を前提に考える段階
このラインに入ると、
内部点検や修理を前提に判断する必要があります。
一時的に回復しても安心できない理由
制御系が不安定な状態になると、
- 電源を入れ直した直後だけ動く
- 一定時間後に止まる
といった挙動を見せることがあります。
【よくある誤解】
- 動いたから直ったと思う
- しばらく使えたので問題ないと判断する
内部状態は安定していない
この場合、
条件が偶然そろったときだけ
一時的に動作している状態と考えられます。
原因が残っていれば、
再発や症状の固定化につながります。
この段階でやってはいけないこと
・何度も電源を入れ直す
・長時間通電したまま様子を見る
・内部の接触を確認しようとして分解する
状態を複雑化させる原因になる
これらの行為は、
制御系の不具合を複雑化させ、
対応範囲を広げてしまう可能性があります。
専門対応を検討すべきタイミング
第2章・第3章の内容を確認しても改善せず、
本章で挙げた挙動に当てはまる場合は、
専門的な点検や修理を検討する段階に入っています。
無理に原因を特定しようとせず、
「これ以上はユーザー対応の範囲を超えている」
と判断することが、
結果的にもっとも安全で確実な選択になるケースも少なくありません。
第5章|自分でできる確認・対処方法と注意点
ここまでの章で、
Airdogの送風が弱い・風が出ない原因を、
大きく三つの方向から整理してきました。
- 起動条件・安全制御
- 内部汚れ・付着物
- 電源・制御系
この章では、
ユーザー自身で行ってよい範囲と、
ここから先は無理をしないほうがよいラインを整理します。
重要なのは、
「何かしなければいけない」と焦らないことです。
Airdogの場合、正しく“何もしない”ことが最善になるケースもあります。
ユーザー自身で確認してよい範囲
まずは、
分解や内部作業を伴わない範囲で、
次の点を確認します。
・電源ケーブルが確実に接続されているか
・コンセントや電源タップ側に問題がないか
・カバーやフタが正しい位置に装着されているか
・フィルター類が正しく戻されているか
・設置場所が不安定になっていないか

条件未成立を切り分けるための確認
これらは安全に確認できる範囲であり、
起動条件・安全制御による停止を切り分けるうえで、
非常に重要なポイントです。
再起動・設置見直しで改善するケース
条件未成立や一時的な制御による停止の場合、
- 電源を切って一定時間置く
- 設置状態を見直す
といった対応で改善することがあります。
繰り返しすぎないことが重要
短時間で何度も電源を入れ直すと、
制御系に余計な負荷をかけ、
症状を固定化させる原因になることがあります。
やってはいけない対処方法
送風が弱い・風が出ないとき、
やってしまいがちな行為の中には、
状態を悪化させる可能性があるものがあります。
・内部をのぞこうとして分解する
・エアダスターで内部に風を送る
・自己判断で部品に触れる
・無理に動かそうとする
一時的に良く見えてもリスクが残る
これらは一時的に改善したように見えても、
別の不具合を引き起こすリスクがあります。
判断に迷ったときの考え方
「このまま使っていいのか」
「もう少し様子を見ていいのか」
判断に迷ったときは、
次の点を基準に考えてみてください。
・症状が毎回同じ挙動で出るか
・時間を置いても改善しないか
・一度改善してもすぐ再発しないか
・第2章〜第4章の確認を行っても変化がないか
ユーザー対応の範囲を超えているサイン
これらに当てはまる場合、
ユーザー側での対応範囲を超えている可能性があります。
無理をしないことが結果的に近道になる
Airdogは、安全性を重視した制御を行う機器です。
そのため、「無理に動かす」「原因を突き止めようとする」ことが、
必ずしも正解になるとは限りません。
触らない判断も立派な対処
この章で紹介した範囲を超える対応が必要だと感じた場合は、
それ以上手を加えないことが、
結果的に修理や点検をスムーズに進める近道になることもあります。
第6章|修理・分解洗浄を検討すべき判断基準

第5章までで、
ユーザー自身で確認できる範囲と、
無理をしないほうがよいラインについて整理してきました。
この章では、
「ここから先は専門対応を検討したほうがよい」判断基準を、
現場視点で整理します。
Airdogの送風が弱い・風が出ない症状は、
放置したり、自己判断で触り続けたりすることで、
結果的に対応が難しくなってしまうケースもあります。
そのため、
どこで切り替えるかを知っておくことが重要です。
分解洗浄を検討すべき代表的なサイン
内部汚れや付着物の影響が疑われる場合、
次のような状態が見られます。
・長期間、内部洗浄を行っていない
・フィルター掃除をしても送風が改善しない
・一時的に改善しても再発を繰り返す
・使用環境にホコリ・油分・ヤニが多い
洗浄で改善しやすいタイプ
このタイプの症状は、
部品交換を伴う修理ではなく、
内部環境を整えることで改善するケースが少なくありません。
表面的な清掃ではなく、
内部まで含めた分解洗浄によって、
制御が正常に戻ることがあります。
修理対応を検討すべき代表的なサイン
次のような状態が続く場合は、
洗浄だけでは改善しない可能性があります。
・電源や表示は反応しているが、風がまったく出ない
・一瞬だけ風が出て、すぐ止まる
・毎回同じ挙動を繰り返す
・第2章〜第5章の確認を行っても変化がない
内部部品・制御系に原因がある可能性
この段階では、
電源系や制御系、内部部品に関わる不具合が
影響している可能性があります。
ユーザー側での切り分けは難しく、
専門点検を前提に考えるラインです。
洗浄と修理を同時に考えないほうがよい理由
「どうせなら洗浄も修理も一緒にやればよい」と
考えがちですが、
原因が特定できていない段階で両方を前提にすると、
判断が曖昧になり、対応が長引くことがあります。
まずは“どちら寄りか”を切り分ける
- 内部汚れが主因になりそうか
- 制御系・部品側の可能性が高そうか
この方向性を整理するだけでも、
対応はかなりスムーズになります。
無理に使い続けないほうがよい理由
送風が弱い・風が出ない状態で使用を続けると、
内部の状態がさらに不安定になったり、
別の不具合が重なってしまうことがあります。
・動かない状態のまま長時間通電する
・異常が出ているのに使い続ける
・様子見のつもりで放置する
症状が固定化するリスク
これらは結果的に、
対応範囲を広げてしまう原因になります。
専門対応へ切り替えるタイミングの考え方
ここまでの内容を踏まえ、
- ユーザー対応で改善しない
- 症状が再発・固定化している
場合は、
早めに専門対応へ切り替える判断が重要です。
「これ以上は触らない」も正しい判断
無理に原因を突き止めようとせず、
「これ以上はユーザー対応の範囲を超えている」
と判断することが、
結果的にもっとも安全で確実な選択になるケースも少なくありません。
第7章|よくある誤解と現場での実際
Airdogの送風が弱い・風が出ない症状については、
実際の現場でのやり取りを通じて、
共通した誤解や思い込みが多く見られます。
この章では、
そうした勘違いを整理しながら、
現場ではどのように判断されているのかを紹介します。
「風が弱い=すぐ故障」という誤解
もっとも多いのが、
送風が弱い=壊れた
とすぐに結びつけてしまうケースです。
実際には、これまでの章で見てきたように、
- 起動条件・安全制御
- 内部汚れ・付着物
- 制御系の影響
といった要因で、
意図的に送風が抑えられているだけということも珍しくありません。
まずは切り分けから行う
現場では、
いきなり修理前提で判断することはほとんどありません。
まずは
「どのタイプの症状か」
を整理し、
段階的に切り分けていきます。
「掃除しているから内部はきれい」という誤解
フィルター掃除を定期的に行っていると、
内部も問題ないと考えがちです。
しかし、
フィルター掃除と内部環境は別物です。
外から見える範囲と内部は一致しない
外観やフィルターがきれいでも、
内部では付着物が進行しているケースがあります。
特に、
キッチン周辺、喫煙環境、ペット環境などでは、
内部への影響が出やすくなります。
「一度動いたから直った」という誤解
送風が弱い状態でも、
- 電源を入れ直したら動いた
- しばらく使えた
といった挙動を見せることがあります。
【よくある誤解】
- 動いたから解決した
- 様子を見れば大丈夫
内部に原因が残っている可能性
原因が残っている場合、
再発や症状の固定化につながることがあります。
「自分で分解すれば何とかなる」という誤解
ネット上の情報を参考にして、
内部を開けようとする方もいます。
・自己分解で状態を悪化させる
・元に戻せなくなる
・別の不具合を生む
現場では“分解歴あり”の方が難易度が上がる
現場では、
すでに分解された形跡がある個体のほうが、
対応が難しくなるケースが少なくありません。
現場で重視している判断基準
現場では、
次の点を重視して判断します。
・症状が毎回同じか
・再発を繰り返しているか
・使用環境に特徴があるか
・基本チェックを行っているか
「原因特定」より「方向性整理」
細かい原因を突き止めるよりも、
洗浄寄りか、修理寄りか、
方向性を整理することを重視します。
早めの相談が結果的に負担を減らす
送風が弱い・風が出ない状態を、
無理に使い続けたり、
自己判断で触り続けると、
結果的に対応範囲が広がることがあります。
迷ったら止める判断も選択肢
迷った時点で、
それ以上触らないという判断も、
立派な対処のひとつです。
第8章|まとめ|送風が弱い・風が出ないときは切り分けが最優先
Airdogの送風が弱い、あるいは風が出ない症状は、
見た目だけでは原因を判断しにくいトラブルのひとつです。
しかし実際には、
多くのケースで、
- 起動条件・安全制御
- 内部汚れ・付着物
- 電源・制御系
といった、いくつかのパターンに分類できます。
重要なのは、
いきなり「壊れた」と決めつけないことです。
まずは今の状態を整理する
送風が弱い・風が出ないと感じたときは、
まず次のような点を整理します。
・表示やランプは反応しているか
・一瞬でも風が出るか
・再起動や設置見直しで変化があるか
・フィルターやカバーの状態に問題はないか
この整理ができているだけで、
洗浄寄りなのか、修理寄りなのか、
大まかな方向性が見えてきます。
ユーザー対応でできる範囲は限られている
Airdogは、
安全性を重視した制御を行う機器です。
そのため、
ユーザー側でできる対応は、
基本的に「確認」と「切り分け」までになります。
無理に動かそうとしたり、
内部に手を入れたりすると、
結果的に対応が難しくなるケースもあります。
改善しない場合は専門対応を検討する
第2章〜第7章の内容を確認しても改善しない場合は、
分解洗浄や修理といった、
専門対応を検討する段階に入っています。
早い段階で方向性を決めることで、
無駄な作業や出費を防ぐことにつながります。
切り分けを行ったうえで、相談するという選択
送風が弱い・風が出ない症状は、
放置しても自然に改善するケースは多くありません。
一方で、
適切な切り分けと点検を行えば、
「修理が必要だと思っていたが洗浄で改善した」
「部品交換までは不要だった」
というケースも少なくありません。
重要なのは、
今の状態を正しく把握し、
どの方向の対応が必要かを見極めること。
当社では、
Airdogの状態をもとに、
洗浄対応が適しているのか、
修理対応が必要な状態なのかを、
現場データに基づいて整理したうえでご案内しています。
「この症状はどこまで自分で対応してよいのか」
「洗浄と修理、どちらになる可能性が高いのか」
判断に迷う場合は、
無理に結論を出さず、
一度ご相談いただくことも選択肢のひとつです。
状態を整理するところから、
一緒に確認していきます。
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