Airdog 修理

電源ランプは点くのに動かないAirdog|内部故障の可能性と判断基準

電源ランプは点灯しているが動作しないAirdogの操作パネルを示した説明用画像

第1章 電源ランプは点くのに動かない──その症状の正体

Airdogの電源ランプが点いているにもかかわらず、本体が動作しない。
この現象は、見た目には「通電しているのに動かない」という矛盾した状態に映ります。実際には、電源は確保されているものの、内部で動作信号がどこかで遮断されているケースがほとんどです。

まず前提として、Airdogは複数の安全保護機構を備えています。
たとえば背面カバーにあるインターロックスイッチがわずかにズレただけでも、機械的に動作を止める仕組みです。また、内部のセンサーが異常値を検知した場合も、モーターを停止させて再起動を防ぐように制御されています。

つまり、電源ランプが点いているということは「通電している=回路の一次系統は正常」である証拠です。
しかしその先の制御信号系・ファン駆動系・安全回路のどこかで異常を検知している可能性が高いのです。

実際、修理現場で最も多く確認されるのは、スイッチ信号がメイン基板まで届いていない、あるいは安全回路が誤作動してモーター出力を遮断しているといったケースです。

このような状態では、外観上は「ランプが点く=正常」と誤解しやすく、ユーザーが原因を特定できないまま再起動を繰り返すことになります。
この章ではまず、“通電しているのに動かない”という症状が示す意味を正しく理解し、次章以降で原因を順に探っていきます。

第2章 最初に確認すべき3つの外部要因

Airdogが通電しているのに動かない場合、いきなり内部の基板や部品を疑うのではなく、まずは外部まわりの3点を確認するのが基本です。
これらは比較的シンプルな要因で、修理に出す前に自分で確認しておくと、無駄な出費を防げる場合もあります。

① 背面カバーのロック不良

Airdogは背面カバーがきちんと閉まっていないと、安全装置が働いて電源を遮断する構造です。
このスイッチは非常に繊細で、カバーのツメがわずかにズレているだけでも通電信号が途切れることがあります。
掃除後やフィルター交換後に起こりやすく、カバーを一度外して“確実にカチッとロックされているか”を確認してください。

② 電源ケーブル・コンセントの接触不良

Airdogの電源ケーブルやACアダプターの接触不良に注意が必要な状態を示した説明画像

通電ランプが点いていても、電力が安定して供給されていない場合があります。
ケーブルの根元が緩んでいたり、延長コードの接触が悪かったりすると、動作時の負荷で電流が途切れ、本体が停止することがあります。
別のコンセントに差し替える、または延長コードを介さずに直差しで動作を確認するのが有効です。

③ フィルター・集塵ユニットの汚れによる安全停止

Airdogは集塵フィルターにホコリやヤニが大量に付着すると、放電異常や電流過負荷を検知して自動的に動作を停止します。
この場合、ランプは点いたままでもファンが回らないことが多いです。
一見すると電気的な故障に見えますが、分解洗浄で回復するケースも少なくありません。

これら3点を確認しても動かない場合、内部の電子回路や制御信号の異常が疑われます。
次章では、実際の修理現場で多い内部故障の4つのパターンを詳しく解説します。

第3章 内部で多い4つの制御系トラブル

外部要因をすべて確認してもAirdogが動かない場合、
多くは内部の制御回路・安全回路・接続信号の異常が原因です。
ここでは、実際の修理で頻発している4つの代表的トラブルを紹介します。

① 中継基板の断線や信号の途絶

Airdogでは、電源スイッチ基板とメイン基板の間をつなぐ“中継基板”が非常に重要です。
この中継基板が断線したり、トランジスタやコネクタが腐食・脱落していると、電源ランプは点くのにメイン基板へ動作信号が届かない状態になります。
一見すると電源は入っているため、ユーザー側では判断が難しい症状です。
実際の修理では、導通テストで断線を特定し、新たに配線を引き直して復旧するケースもあります。

② スイッチ基板やメイン基板の制御素子の故障

通電しているにもかかわらず本体が反応しないとき、メイン基板上のMOSFET・ダイオード・コンデンサなどの電子部品が劣化していることがあります。
これらはファンやセンサーに電圧を供給する役割を担っており、故障すると出力が停止します。
修理では、該当部品を交換し電圧値をテストして、モーターへ正常に電流が流れるか確認します。
特にダイオードやコンデンサはサイズが非常に小さく(1.6×0.8mm前後)、静電容量を正確に選定しないと再故障につながるため、高度な技術が必要です。

③ ファンモーターまたは安全回路の異常作動

Airdogはモーターの過電流や放電異常を検知すると、安全装置が自動的に作動し動作を停止します。
このとき電源ランプは点灯しますが、内部では保護リレーが働いており、ファンが回らなくなります。
イオン化ワイヤーやフィルターの汚れ・劣化が原因で放電が乱れ、安全回路が動作している場合も多いです。
この症状では、分解清掃や放電部品の交換が必要になります。

④ コネクタの接触不良や細部パーツの破損

実際の修理現場で確認されたAirdog内部コネクタの接触不良事例を示した画像

スイッチ基板やセンサーを接続するコネクタ部分は、経年劣化や分解時の微小なズレで接触が不安定になることがあります。
また、カバー内部の爪やロックパーツが破損してスイッチが押し切れないケースも確認されています。
こうした場合、パーツの再接着や接点洗浄、3Dプリンターによる樹脂パーツ再製作などで修復が可能です。
特に希少モデルや既に部品供給が終了した製品では、こうした独自対応が有効となります。

これらの故障はいずれも、ランプ点灯=通電はしているものの、制御信号の伝達や安全機構が正常に動いていないことを意味します。
この段階では自己修理が難しく、放電系の異常を伴うことも多いため、専門業者での診断・修理を推奨します。

にて紹介しています。

第4章 ユーザーが試せる安全な確認ステップ

Airdogが「電源ランプは点くのに動かない」状態になった場合でも、
内部故障と断定する前に、ユーザー自身で安全に確認できるポイントがあります。
本体内部の分解や基板確認は感電・破損のリスクが伴うため、外側のチェックだけに留めてください。

① 背面カバーとフィルターの装着状態を確認する

Airdogは背面カバーが正しく閉まっていないと、安全装置が働きファンが起動しません。
一度カバーを外し、ツメがしっかりかみ合っているかを確認してください。

また、集塵ユニットやフィルターがわずかに浮いているだけでも動作しないことがあります。
特に清掃後は、フィルターの向きや奥行きがズレたまま装着されるケースが多いため、丁寧に押し込み直してください。

② 電源コード・コンセントの接触状態を確認する

電源ランプが点いていても、電力が安定して供給されていないことがあります。

  • 延長コードやタコ足配線を使用している
  • ケーブルが曲がった状態で長期間使用している

このような場合、内部の銅線が断線しかけて電流が不安定になり、本体が起動しないことがあります。

別のコンセントで試す、延長コードを介さずに直差しするなど、電源経路をシンプルにして確認するのが効果的です。

③ 掃除後の場合は「水分・湿気」が残っていないか確認

Airdogは内部に水分が入り込むと、漏電防止のために制御回路が反応し、動作しなくなることがあります。
清掃時にフィルターや集塵ユニットを水洗いした場合、
乾燥が不十分だと基板やコネクタに湿気が残り、正常に起動しないケースが非常に多いです。

心当たりがある場合は、
風通しの良い場所で半日〜1日ほど自然乾燥させてから再起動を試してください。

④ 異音やにおいがないかを確認する

まったく動かないように見えても、内部では故障予兆が出ている場合があります。

  • 微弱な「カチッ」音
  • 一瞬ファンが回ろうとして止まる
  • 焦げ臭いにおい
  • バチッという放電音

これらがあれば、内部の回路や放電部のトラブルが疑われます。
ユーザーでは対処できない領域のため、そのまま使用せず修理が必要です。

⑤ これらを確認しても動かない場合は内部故障の可能性が高い

上記の外部チェックをすべて行っても症状が改善しない場合、
原因は内部の電子部品や制御回路である可能性が高くなります。

Airdogは内部構造が複雑で、

  • 中継基板の断線
  • MOSFETやダイオードの故障
  • スイッチ基板の接触不良
  • イオン化部の放電異常

など、専門工具と技術が必要な修理が大半です。

無理に分解すると破損につながるため、ここから先は修理専門業者に任せるのが最も安全です。

で詳しく紹介しています。

第5章 専門業者による診断が必要なケースと修理の流れ

ユーザーが確認できる外部チェックをすべて行っても改善しない場合、Airdog内部の電子部品や基板、スイッチ系の故障が強く疑われます。Airdogは外観からは想像できないほど内部構造が複雑で、同じ症状でも原因がまったく異なることが非常に多いのが特徴です。

実際の修理現場では、

  • メイン基板のダイオードやMOSFET故障
  • 中継基板の断線(特に多い)
  • スイッチ基板の押しボタン不良・コネクタ接触不良
  • インターロックスイッチ破損
  • イオン化ワイヤーフレームの異常放電で安全装置が作動

など、分解しないと絶対に分からないトラブルが多発します。

さらに、細かい部品が破損している場合は、3Dプリンターでパーツを製作して修復するケースもあります。Airdogはモデルごとに癖があるため、「電源は点くのに動かない」ひとつを取っても、X3・X5・X3Dでは原因が全く異なることも珍しくありません。

■ 修理の進め方

当店では、事前にお問い合わせいただいた段階で概算料金を明確にお伝えします。
その金額で問題なければ、本体を発送していただき、到着後すぐに分解診断と修理を開始します。

流れはとてもシンプルです:

症状をヒアリング

電源ランプの挙動、異音、掃除歴などを確認します。

概算料金を案内

追加費用が発生する内容は事前に説明します。

OKなら発送

ヤマト便などで手軽に送れます。

到着後すぐ分解 → 修理開始

基板の通電状態、断線、スイッチ不良、放電痕などを一つずつ確認し、必要な部品交換・補修を行います。

動作確認後、返送

Airdogの内部故障はユーザーが手を加えるほど症状が悪化することがあるため、チェックで改善しない場合は、早期の専門診断が結果的に最も安全で確実です。

Airdogは精密機器であり、外からは分からない原因で停止しているケースがほとんどです。
もしご自身で試せるチェックを行っても改善が見られない場合は、無理に触らず専門業者へご相談ください。確実で安全な方法で、再び快適に使える状態へ戻すお手伝いをいたします。

修理/分解洗浄の依頼・お問い合わせ

クリーンキーパーズは、Airdog専門の【修理・完全分解クリーニング専門店】です。
X3・X5・X8・Moiシリーズまで全国から郵送対応しています。

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公式トップページまで

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電話:0120-505-982(9:00〜18:00/年中無休)
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お見積り・ご相談はすべて無料です。お気軽にお問い合わせください。

  • この記事を書いた人

クリーンキーパーズ編集部

監修: Airdogメンテナンス技術チーム(累計対応台数1300台以上)

プロフィール:
当チームは、クリニック清掃および空気清浄機の修理・分解洗浄に特化した専門グループです。
Airdog X3〜X8、Moiシリーズまで幅広く対応し、日本初・全国ネットワーク体制によるAirdog専門チームとして活動しています。
国内トップクラスの修理・洗浄実績を有し、専門技術者が一台一台丁寧に対応しています。

保有資格:
JCMA 公認クリニックメンテナンス技能士/JCMA 公認除菌清掃士

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