第1章:エアドッグの「上の部分」とは?自力で外せる範囲と各パーツの役割
エアドッグの「上の部分」は、浄化されたきれいな空気を室内に排出する重要なセクションです。
常に上を向いている構造のためホコリが溜まりやすく、自力で分解して徹底的に掃除を試みようとする方が非常に多くいらっしゃいます。
しかし、この上部パーツは非常にデリケートです。見よう見まねの誤った外し方をすると、致命的な故障に直結します。
一番上のカバー(トップグリル)は自力での分解・取り外し不可

エアドッグの最も上部に位置する網目状の「トップグリル」は、室内に空気を循環させる吹き出し口です。
網目の奥にホコリが見えるため、「上に引っ張れば外れそう」「マイナスドライバーの先でこじ開けたい」と考える方が少なくありません。
しかし、一番上のカバーには複数の「隠しツメ」が強固に配置されています。専用工具を用いなければ安全に取り外すことができない構造になっているため、一般ユーザーによるご自身での分解は絶対に不可となります。
・トップグリルは隠しツメと専用工具が必要なため自力での分解は厳禁
・マイナスドライバー等で無理にこじ開けるとツメや外装が割れる
・カバー直下には重要な基板や配線が密集しており断線のリスクが極めて高い
日常のお手入れにおいては、無理にカバーを外そうとしないでください。
外側から掃除機のノズルを当て、ホコリを優しく吸い取る程度に留めるのが正解です。奥深くに入り込んだ汚れが気になる場合は、専門業者による専用工具を用いた安全な分解洗浄が必要になります。
誤解が多い「空気を分析するセンサー」の本当の配置場所
Airdogのモニターには、空気の汚れをリアルタイムで示す数値が表示されます。
そのため、「上の網目部分にセンサーが入っていて、そこが汚れているから数値が下がらないのでは?」と推測し、上部カバーを分解しようとする方が多く見受けられます。
しかし、空気を分析する大気センサー(CO2センサーなど)は、この「上の部分」には入っていません。
センサー本体は、背面のフィルター扉付近や側面に独立して配置されています。つまり、上部カバーをいくら分解して清掃しても、数値の異常は全く解決しない仕組みになっています。
【よくある誤解】
・数値が下がらないのは上の部分が汚れているから(実際は無関係)
・加湿器の蒸気はセンサーに影響しない(湿気に反応して数値が跳ね上がる)
・電源を入れてすぐの赤表示は故障(経年による正常な挙動の一部)
センサーが「438」や「300台」などの高い数値で固定されてしまう原因の多くは、センサー内部への微細なホコリの蓄積や、近くで稼働している加湿器の「湿度」に対する過剰反応です。
関係のない上部を無理に分解するのではなく、正しい箇所の清掃や設置環境の見直しを行う必要があります。
センサーの数値異常が続く場合や、正しいセルフチェックの手順を知りたい方は、以下の解説記事をご確認ください。
Airdogの数値が下がらない原因とセルフ解決法
注意!「掃除していい部分」と「プロに任せるべき部分」の境界線
エアドッグのお手入れにおいて最も重要なのが、「どこまで自分で手を出して良いのか」という境界線を厳守することです。
背面の扉を開けてメインフィルター群を引き出し、付属のブラシ等で優しく水洗いする(その後、完全に乾燥させる)ことまでは、ユーザー自身が行うべき正しいメンテナンスです。
しかし、それ以上の分解、特に「隠しツメを解除しようとする」「見えているネジを外す」といった行為は重大な事故に直結します。
エアドッグの内部には、ウイルスや微細な汚れを強力に吸着させるため、10kV〜20kV(1万〜2万ボルト)という非常に高い電圧が流れています。
・内部のイオン発生フィルター周辺には1万〜2万ボルトの高電圧が流れている
・ネジや隠しツメを外して内部に触れることは感電や発火の重大な危険が伴う
・清掃時の乱暴な扱いで上部フィルターの検知スイッチが壊れる事例が多発
当センターに寄せられるご相談で最も多いのが、「フィルターを掃除して組み立てたら、急に電源が入らなくなった」というトラブルです。
これは、一番上のフィルターが正しくセットされているかを物理的に検知する内部スイッチに対し、無理な押し込みや水滴の付着によるダメージを与えてしまい、接触不良を引き起こすことが主な原因です。
ご自身の安全と機器の寿命を守るためにも、手が届かない奥深くの汚れや内部の接触不良が疑われる場合は、無理に触らずプロフェッショナルにご相談ください。
安全に内部の汚れをリセットし、トラブルを根本から解決したい場合は、専門技術者による完全分解洗浄をおすすめいたします。
エアドッグ掃除の仕方・分解洗浄と費用相場
第2章:【安全第一】エアドッグ「上の部分」の正しい日常のお手入れ手順
エアドッグは、一般的な空気清浄機とは全く異なる特殊な内部構造を持っています。
そのため、何気ない日常の掃除であっても、正しい手順と安全基準を守らなければ重大な故障を引き起こす危険性が潜んでいます。
ここでは、本体上部およびセンサー周辺の安全な清掃手順と、作業前に必ず知っておくべきプロの鉄則を解説します。
事前準備:必ずコンセントを抜き、放電を待つべき理由
お手入れを始める際、操作パネルの電源ボタンをオフにしただけで作業を開始する方が非常に多くいらっしゃいます。
しかし、エアドッグの清掃において「コンセントにプラグを挿したままの作業」は極めて危険です。
本体の内部にあるイオン発生フィルター周辺には、ウイルスや微細な汚れを吸着させるための高電圧ユニットが搭載されており、稼働中は1万〜2万ボルトという非常に高い電圧が流れています。
・電源オフ直後でも内部の電子部品には電気が残っている
・コンセントを挿したまま内部に触れると感電や発火の重大なリスクがある
・清掃前は必ずコンセントからプラグを抜き5分程度待って完全に放電させる
電源コードの扱いにおいても、プロの視点から強く警告したいポイントがあります。
清掃後に別の部屋へ移動させた際、誤ってエアコンやIHヒーター用の「200Vコンセント」にプラグを挿してしまう事故が後を絶ちません。
エアドッグの入力電圧は100V設計のため、200Vの電流が流れ込んだ瞬間に内部の電源基板が一発で破壊され、修復不可能なダメージを負います。作業の前後には、必ず100Vの家庭用一般コンセントであることを確認してください。
上の網目部分(トップグリル)とプレフィルターの掃除方法
第1章でお伝えした通り、一番上の網目状のカバー(トップグリル)は隠しツメで強固に固定されているため、自力で取り外すことはできません。
この部分のお手入れは、外側から掃除機のノズルを当て、網目に詰まったホコリを優しく吸い取る方法が最も安全で確実です。
機種によっては、トップグリルのすぐ下や背面上部に目の粗いプレフィルターが装着されています。引き出せる構造になっているフィルターについては、取り外して水洗いすることが可能です。
・トップグリルは無理に外さず掃除機のノズルで外側からホコリを吸い取る
・引き出せるプレフィルター類は水洗い後に完全乾燥させることが絶対条件
・少しでも水分が残ったまま本体に戻すと高電圧部への水滴落下で基板がショートする
トップグリル周辺の清掃で絶対にやってはいけないのが、「濡れタオルでの強い水拭き」や「アルコールスプレーの直接噴射」です。
上部の網目から水滴や液体が内部へ滴り落ちると、直下にあるメイン基板のショートによる「電源喪失」を即座に引き起こします。
当センターの修理履歴でも、機器の上部から液体を誤ってこぼしてしまい、モーター内部にまで水分が浸透した結果、不快な異臭が排気として放出され続けるという二次被害の事例が多数報告されています。
大気センサーカバーの開け方と、綿棒を使った安全な乾拭き

空気の汚れを感知する大気センサーは、本体の背面や側面の上部に配置されており、カバーを開けることで簡単にお手入れができるよう設計されています。
このセンサーは室内の空気を常に吸い込んでいるため、センサー内部のレンズや測定端子に微細なホコリやタバコのヤニが付着しやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
センサーカバーのツメを指で優しく押し下げて外し、内部に見えるセンサー部分を乾いた綿棒で軽くなぞるように拭き取ってください。
・センサーのお手入れには必ず乾いた清潔な綿棒を使用する
・汚れを落とそうと強く押し当てて擦ると内部のデリケートな端子が破損する
・湿気に非常に弱いため水やアルコールを含ませた綿棒の使用は厳禁
大気センサーは「湿度」に対して非常に敏感に反応する特性を持っています。
そのため、濡れた綿棒で掃除をしてしまうと、センサーが水分を異常な汚れとして誤検知し、操作パネルの数値が最大値(438など)で固定され、赤ランプが点灯したまま戻らなくなってしまいます。
もし、乾拭きによる正しい掃除を行ってもエラー表示が消えない場合や、数値が異常なまま固定されている場合は、センサー内部の奥深くに長年のホコリが蓄積しているか、部品自体の経年劣化が疑われます。無理に分解せず、専門業者による点検をご検討ください。
第3章:掃除直後に発生!「上の部分」をいじって電源が入らなくなる3つの原因
当センターに寄せられるSOSのなかで圧倒的に多いのが、「フィルターを掃除して組み立てたら、直後から電源が全く入らなくなった」というトラブルです。
良かれと思って行った日常のお手入れが、なぜ致命的な故障に繋がってしまうのでしょうか。
ここでは、プロの修理現場で頻繁に確認される「電源喪失の3つのメカニズム」と、絶対に避けるべき危険なNG行動を解説します。
原因1:オゾン除去フィルター検知スイッチの破損(X5s特有)
エアドッグの「X5s」という特定のモデルには、オゾン除去フィルターが正しい位置にセットされているかを物理的に確認するための検知スイッチが搭載されています。
ネット上の情報では「各フィルターに複数の検知スイッチが付いている」と誤解されがちですが、実際にはX5sのオゾン除去フィルターに対する「1箇所のみ」の搭載です。
このスイッチは非常にデリケートに作られています。清掃時にフィルターを無理な力で押し込んだり、乱暴に扱ったりすると簡単に物理的な破損を引き起こします。
・検知スイッチはX5sのオゾン除去フィルター部(1箇所のみ)に搭載されている
・フィルターを無理に押し込むとスイッチが物理的に破損する
・清掃時の水滴が付着したまま組み立てると接点がショートする
破損やショートが起きると、本体は「フィルターが装着されていない」と誤認し、安全装置が働いて一切の通電を遮断します。
この状態に陥った場合、内部のスイッチ部品自体を交換しない限り、二度と電源は入りません。
原因2:乾燥不足による内部での「電気漏れ・アーク放電」
引き出せるフィルター群を水洗いした後、完全に乾燥させずに本体へ戻してしまうケースも後を絶ちません。
エアドッグの内部には、ウイルスや微小な汚れを吸着させるために1万〜2万ボルトの非常に高い電圧が流れています。内部に少しでも水分や湿気が残っていると、その水分を伝って予期せぬ場所へ電気が流れる「漏電」や「アーク放電」が発生します。
稼働中に「パチパチ」「ジリジリ」「バチッ」という異音が鳴った直後に電源が落ちた場合、事態は深刻です。
異常放電によって発生した強い静電気が、ファンを回すための駆動ICや高電圧回路の出力パーツを一瞬で破壊している可能性が極めて高くなります。
原因3:背面カバー(裏蓋)のリミットスイッチ破損・熱変形

お手入れの後に背面カバー(裏蓋)をしっかりと閉めたつもりでも、本体が全く無反応になることがあります。
これは、カバーが完全に閉まっているかを検知する「リミットスイッチ」が正常に作動していないことが原因です。カバーのツメが溝にうまくハマっていない単なる閉め忘れのほかに、部品自体の構造的な問題が潜んでいるケースが多く見受けられます。
初期のモデル(X3sなど)では、内部の電流による発熱でリミットスイッチを固定している「プラスチックホルダー」が熱変形してしまうという症状が頻発しています。
・カバーのツメがすべての溝に隙間なくハマっているか確認する
・本体を押したり傾けたりした時だけ通電する場合はスイッチ不良を疑う
・ホルダーが変形している場合は外から押し込んでも永遠に通電しない
ホルダーが変形すると、外側からいくらカバーを強く押し込んでも内部のスイッチに届きません。
当センターではこの構造的弱点を克服するため、耐熱性に優れたOMRON製の大型スイッチへ換装し、より安定した動作を確保する独自の修理アプローチを実施しています。
【警告】やってはいけないNG行動:裏蓋スイッチへの細工や無理な通電
ネット上のまとめサイトなどで、「背面カバーの閉まりが悪い時は、スイッチの隙間に爪楊枝や折りたたんだ紙を挟んで無理やり通電させると良い」といった裏技が紹介されていることがあります。
プロの視点から断言しますが、この行為は極めて危険です。
前述の通り、稼働中の本体内部には1万〜2万ボルトという規格外の高電圧が流れています。カバーを開けた状態や、安全回路を強制的に解除した状態で無理に通電させることは、感電や火災の重大な事故に直結します。
万が一、清掃後に電源が入らなくなり、正しく組み立て直しても復旧しない場合は、内部基板のショートや配線の断線が疑われます。無理な再起動や細工は絶対に避け、専門業者による点検をご検討ください。
第4章:上の部分から異音(パチパチ・カラカラ)がする場合の本当の原因
日常の掃除を行った後や、ふとした瞬間に、本体の上の部分からこれまで聞いたことのないような異音が鳴り始めることがあります。
異音の種類によって、内部で起きているトラブルの深刻度は大きく異なります。
ここでは、プロの修理現場に持ち込まれる「2大異音トラブル」の根本原因と、放置する危険性について解説します。
パチパチ・ジリジリ音は「奥深くの湿気と汚れ」による異常放電

稼働中に「パチパチ」「ジリジリ」「シリシリ」といった音が鳴る場合、その正体は内部の高電圧部品で発生している「異常放電(アーク放電)」です。
エアドッグの内部にあるイオン化ワイヤーフレームには、ウイルスを吸着させるために1万〜2万ボルトという強力な電圧がかかっています。
ここにタバコのヤニ、ペットの毛、あるいは長年の微細なホコリが蓄積し、さらに室内の「湿気」が加わると、正常な放電ができずに電気が横漏れして火花や異音を発します。
【ポイント】
・パチパチ音は部品の物理的な故障ではなく汚れによる異常放電である
・集塵フィルターを外して音が止まる場合は内部の汚れが原因
・ワイヤー自体が断線してショートしている場合も同様の音が鳴る
特に、寝室で加湿器を併用している環境では、汚れが水分を含みやすくなるためこの症状が頻発します。
カラカラ音は上部部品(ネジや磁石)の脱落サイン
本体を移動させようと揺らした際や、ファンの回転に合わせて「カラカラ」「カタカタ」という物理的な接触音が上の部分から聞こえることがあります。
外から見て何も詰まっている様子がない場合、内部の部品が脱落している可能性が極めて高い状態です。
当センターの修理事例でも、上部のファンモーター付近に設置されているノイズ取り用の磁石が外れてバラバラになっていたり、最上部のフィルターを固定するためのネジ部品が落下して内部で転がっていたりするケースが多数確認されています。
・本体を軽く揺らして内部で何かが転がる音がすれば部品脱落のサイン
・そのまま放置すると落下部品が基板に触れてショートを引き起こす
・異物を取り除くには本体を分解する必要があるため自力での対処は不可
このような物理的な脱落音は、放置して自然に直ることはありません。安全のため速やかに使用を中止してください。
自力の掃除で直らない場合は「内部の蓄積ダメージ」を疑う
「パチパチ音がするからフィルターを念入りに水洗いしたのに、本体に戻すとまた鳴り始める」というご相談をよくいただきます。
これは、取り外して洗えるフィルター以外の「本体の奥深く(基板周辺や手の届かない電極部分)」に、放電を引き起こすレベルの汚れがこびりついている証拠です。
異常放電をそのまま放置して使い続けると、発生した静電気がファンを制御する駆動ICや出力回路を一瞬で破壊し、「異音が鳴った後にファンが全く回らなくなる」という二次故障を引き起こします。
異音の種類ごとの詳しい原因や、パチパチ音を根本から消し去るプロの対処法については、以下の記事で徹底解説しています。
エアドッグのパチパチ音・異音の原因と清掃・修理
第5章:【プロの視点】ネットの裏技や説明書通りで直らない時の対処法
取扱説明書のお手入れ手順や、ネット上の情報を試してもトラブルが解決しない場合、本体内部でより深刻なエラーが進行しているサインです。
ここでは、修理現場に持ち込まれる「自力で直せなかった事例」をもとに、プロがどのような視点で原因を特定し、解決へと導いているのかを解説します。
センサー数値が下がらない・固定される場合のプロの診断
大気センサーのカバーを開けて綿棒で掃除をしたにもかかわらず、モニターの数値が「438」や「300台」など高い数値のまま固定されてしまうケースが多発しています。
この場合、単なるセンサー表面の汚れではなく、センサーユニット自体の経年劣化、あるいは奥深くに蓄積した長年のホコリが原因である可能性が極めて高くなります。
また、大気センサーは非常に繊細であり、室内の「湿度」に対しても過敏に反応します。
【よくある誤解】
・加湿器の蒸気や人の息(湿気)に反応して数値が跳ね上がる
・電源を入れてから5〜10分間赤表示になるのは経年による正常な挙動
・綿棒での清掃を繰り返しても直らない場合はセンサー部品の寿命を疑う
このような状態に陥った場合、ユーザー自身でこれ以上分解して直すことはできません。
無理にセンサー周辺をこじ開けようとせず、専門業者による点検および同等部品への交換作業が必要になります。
上部から液体をこぼしてしまった場合の深刻なダメージ
エアドッグの上の部分は網目状になっており、真下には心臓部であるメイン基板やファンモーターが配置されています。
当センターには、「上からお茶や牛乳をこぼしてしまった」「加湿器のアロマ液が垂れてしまった」「ペットが上から粗相をしてしまった」というSOSが連日のように寄せられます。
上部から侵入した液体は、内部の電子部品を瞬時にショートさせ、電源を完全に喪失させます。
・液体をこぼした直後に電源を入れると基板がショートし一発で全損する
・牛乳やペットの尿などの有機物は内部で腐敗し強烈な悪臭を放ち続ける
・メーカー修理では衛生面を理由に対応を断られるケースがある
特に厄介なのが、液体がモーターの内部にまで浸透してしまったケースです。
外側のフィルターをどれだけ念入りに洗っても、稼働させるたびにモーター内部から生臭い異臭や腐敗臭が室内に放出され続けるため、モーターユニット自体の交換が避けられなくなります。
「修理」より先に「完全分解洗浄」を推奨する論理的な理由
900番台のエラーが消えない、あるいはパチパチという異音が鳴り止まない場合、多くのお客様は「部品が壊れたから修理してほしい」とご依頼されます。
しかし当センターでは、明らかに物理的な破損が確認できる場合を除き、まずは「完全分解洗浄」からスタートすることを推奨しています。
なぜなら、エアドッグ特有のエラーや異常放電(異音)の大半は、部品の故障ではなく「手の届かない奥深くに溜まった湿気と汚れ」が根本原因だからです。
【プロの判断基準】
・異音やエラーの多くは内部の汚れをリセットするだけで完全に直る
・最初から修理として受け付けると無駄な部品代や基本料金が発生してしまう
・洗浄だけで直ればお客様の金銭的負担を最小限に抑えることができる
洗浄を行っても直らず、結果的に基板などの部品交換(修理)が必要になった場合は、必ず事前にお客様へ状況をご報告し、ご納得いただいた上で修理作業へと移行する仕組みを徹底しています。
不必要なパーツ交換を未然に防ぎ、適正な価格で本来の性能を取り戻すための具体的な修理フローと費用目安については、以下の記事をご覧ください。
エアドッグ修理センターの費用・納期・修理内容
第6章:エアドッグを安全に長く使うための「完全分解洗浄」という選択肢
エアドッグは非常に優れた空気清浄能力を持つ反面、日本の気候(湿気)や生活環境における汚れに対してデリケートな一面を持っています。
日常のお手入れだけでは防ぎきれない内部の蓄積ダメージをリセットし、安全に長く使い続けるための最終的な解決策が「完全分解洗浄」という選択肢となります。
ここでは、プロが行う独自の洗浄工程と、梱包・発送時の具体的な手順について解説します。
見えない内部のヤニ・ホコリをリセットするプロの洗浄工程

エアドッグは本体底面から室内の空気を吸い込む構造上、一般ユーザーの手が届かない基板周辺やモーター内部に、大量のホコリやタバコのヤニが蓄積します。
さらに、湿気を含んだホコリや、下から侵入した小さな虫の死骸などが内部の高電圧ユニットに付着することで、異常放電や致命的なショートを引き起こす原因となるため注意が必要です。
当センターの完全分解洗浄では、外側のカバーはもちろん、内部の複雑な電子回路やファンモーター周辺までをすべて分解し、専用のケミカル材を用いて徹底的に汚れを洗い流します。
【プロの洗浄ポイント】
・手の届かない奥深くに蓄積したヤニやホコリを完全に除去する
・電子部品専用のクリーナーを使い分け基板の腐食を防止する
・洗浄後はオプションの防カビ抗菌コーティングで再発を抑える
約8割のお客様が利用される「防カビ抗菌コーティング」を洗浄後に施工することで、内部のカビや雑菌の繁殖を長期的に抑制し、大気センサーの誤作動を未然に防ぐことが可能になります。
梱包材がない場合の発送方法と、当センターの料金・納期
エアドッグの点検や洗浄を依頼する際、「購入時の巨大な段ボールを捨ててしまったため送れない」というご相談を多数いただきます。
ご自身で梱包される場合は、スーパー等で手に入る大きめの段ボールを2つ用意し、本体の上下から被せてつなぎ合わせる方法が最も簡単で確実な手順となります。
冬場は段ボールが乾燥して滑りやすくなるため、持ち運び時に落下しないよう、箱の側面に持ち手となる切り込みを入れるなどの工夫をしておくと安全に輸送できます。
【発送時のチェックポイント】
・発送時は本体と電源コードのみを同梱する(リモコンは不要)
・輸送中の横揺れや転倒を防ぐため隙間に十分な緩衝材を詰める
・自力での梱包が難しい場合はヤマト運輸などの家財宅急便を利用する
梱包作業自体が困難な場合は、ドライバーがご自宅まで訪問し、梱包から発送までをすべて代行してくれる配送サービス(らくらく家財宅急便など)のご利用をご案内しております。
第7章:まとめ|エアドッグの「上の部分」は無理に外さずプロの分解洗浄を
エアドッグの「上の部分」は、きれいな空気を室内に循環させる吹き出し口であると同時に、デリケートな電子基板やセンサーが密集している心臓部でもあります。
ホコリが目立ちやすいため徹底的に掃除をしたくなりますが、正しい知識を持たずに見よう見まねで分解してしまうと、機器の寿命を縮める致命的な故障に直結します。
最後に、エアドッグを安全に長く使い続けるための重要ポイントを振り返ります。
自力での分解は重大な故障を招くため絶対に避ける
一番上の網目状のカバー(トップグリル)には強固な隠しツメがあり、専用工具がなければ取り外すことはできません。
無理にこじ開けようとしてツメを割ってしまったり、内部の配線を断線させてしまったりする事故が後を絶ちません。また、稼働中の本体内部には1万〜2万ボルトの非常に高い電圧が流れています。
【絶対にしてはいけないNG行動】
・マイナスドライバー等でトップグリルを無理にこじ開ける
・コンセントを挿したまま内部の部品や配線に触れる
・背面カバーのスイッチの隙間に紙などを挟んで無理やり通電させる
これらの行為は本体を一発で故障させるだけでなく、感電や火災といった重大な事故に直結するため、絶対に避けてください。
日常のお手入れは「外からの吸引」と「完全乾燥」を徹底する
一般のユーザーが自力で行ってよい安全な日常のお手入れは、以下の範囲に限られます。
上の部分については、無理にカバーを外そうとせず、掃除機のノズルを使って外側から優しくホコリを吸い取る程度にとどめてください。
【安全なお手入れの鉄則】
・大気センサーは「乾いた清潔な綿棒」で優しく撫でるように拭く
・水洗いしたフィルター群は完全に乾燥させてから本体に戻す
・上部から水やアルコールスプレーを直接吹きかけるのは厳禁
本体の内部に少しでも水分が残っていると、高電圧ユニットによる異常放電(漏電)が発生し、内部の電子基板が一瞬でショートしてしまいます。
異音や電源トラブルが起きたら専門業者の完全分解洗浄へ
正しい手順でお手入れをしたにもかかわらず、「電源が入らない」「パチパチという異音が鳴り止まない」「エラー数値が固定されて下がらない」といった症状が現れた場合、自力での解決はすでに限界を迎えています。
これらのトラブルの多くは、手の届かない奥深くに蓄積したヤニやホコリ、そして湿気による内部ダメージが原因です。
外側からいくらフィルターを洗っても解決しないため、専用のケミカル材を用いて奥深くにこびりついた汚れを根こそぎリセットする「完全分解洗浄」が必要不可欠となります。
大切なエアドッグに少しでも異常を感じた際は、無理に使い続けず、専門的な技術と設備を備えたプロフェッショナルへ早めに点検をご依頼ください。
【修理/分解洗浄の依頼・お問い合わせ】
Airdog修理・洗浄センターは、Airdog専門の【修理・完全分解クリーニング専門店】です。
X3・X5・X8・Moiシリーズまで全国から郵送対応しています。
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